石川県ウオーキング協会の11月例会は23日(祝)、金沢市曲子原
町(まげしはらまち)の土子原(つちこはら)こども野外広場を発
着点に、国の史跡に指定されている松根城跡を訪ねる約10㎞のコー
スで開催されました。
あいにくの天候で、一部コースを変更しましたが、約60人の参加者
は戦国時代の山城からの絶景を満喫し、前田利家と佐々成政が争っ
た400年前の歴史に思いをはせました。
■写真は開会式
今回の例会は「国史跡探訪シリーズ」の第1回として実施しました。
石川県内には現在、26の国指定史跡がありますが、松根城跡と小原
越は昨年10月に指定されたばかりの国史跡です。「加越国境城跡群
(かえつくにざかいしろあとぐん)及び道」というタイトルで、城
と道(街道)がセットになった、珍しい史跡構成になっています。
森本の山奥にある土子原こども野外広場をスタートした参加者は、
雨でぬかるんだ「小原越」の山道を足元に注意しながら歩き、標高
308mの松根城本丸跡の山頂まで息を弾ませながら登り切りました。
山頂からは東に小矢部の市街地を、西には日本海から内灘町、金沢
市街を一望に臨むことができ、歓声を上げました。
国史跡探訪シリーズの2回目は来年11月、七尾市の能登国分寺・
万行遺蹟・七尾城跡を訪ねる予定です。お楽しみに。
■写真は小原越の参加者
情報提供:松林知一 氏 写真提供:小松隆 氏