IWA「金沢の重要文化財(建築物)を巡る」開催! その2
石川県ウオーキング協会は2月24日(日)金沢駅もてなしドーム地下発着の「金沢の重要文化財(建築物)を巡る」を115名の参加者で開催した。
■写真は金沢城公園鶴丸倉庫
■写真は金沢城公園石川門の参加者
〇成巽閣(せいそんかく)
13代藩主斉泰が、父である12代藩主斉広の正室・真龍院のためにつくった隠居所。造営は文久3年(1863)で、1階は整然とした武家書院造、2階は趣向を凝らした数奇屋風書院造と、一つの棟に2つの様式が巧みに組み込まれた稀有な建物。
柱が1本もない20mの縁側や、障子腰板に描かれた繊細な絵、ギヤマンをはめ込んだ雪見障子など、大名家の女性の居宅らしい優美さにあふれている。昭和25年(1950)に国の重要文化財に指定された。
■写真は成巽閣の参加者
○石川県歴史博物館
石川県立歴史博物館の赤レンガ建物3棟はかつて陸軍兵器庫、戦後は金沢美術工芸大学に使用されていた。昭和61年(1986)年石川県立郷土資料館(金沢市広坂)が本多の森公園(金沢市出羽町)の赤レンガ建物3棟に移転し、石川県立歴史博物館として開館した。2015年4月には加賀本多博物館が第3棟に移転リニューアルオープンした。
歴史的建造物の保存と博物館としての再利用が評価され、平成2年(1990)には国の重要文化財に指定。翌年には日本建築学会賞も受賞している。
■写真は石川県歴史博物館の参加者
■写真は金沢くらしの博物館の参加者
〇志摩
文政3年(1820)に建てられた格式の高いお茶屋の建物で、これまで手を加えることなく、江戸時代の建物がそのままに残っている貴重な文化遺産です。封建的制度のもと、町方にわずかに許された娯楽と社交の場として、お茶屋には主に上流町人や文化人たちが集い、遊びと言っても琴、三弦、笛に舞、謡曲、茶の湯から俳譜など多彩で、客、芸子ともに幅広く高い教養と技能が要求されました。
全国的に見ても数少ない茶屋建築の遺構の1つで当時の庶民文化を知る貴重な建築であることから平成15年(2003)に国の重要文化財に指定された。
■写真は志摩の参加者
金沢の2月で最低気温0度とはいえ最高気温11度の予報で、日本晴れ晴天のおかげで多くの参加者と、楽しくいい汗を久しぶりに流しました。
(完)